電力を貯蔵するには、小規模ならば蓄電池を使うのが一般的です。また、夜間の原子力発電所の電力は水力発電所のダムに水を下流から汲み上げて、位置エネルギーとして保存する方法も採用されています。
位置エネルギーでためることができるなら、別のエネルギー形態でもためられるだろうという発想から生まれたのでしょうか。
神戸製鋼所と早稲田大学スマート社会技術総合研究所、エネルギー総合工学研究によって、圧縮空気と熱で保存する方法の開発に着手したとのニュースがありました。
神戸製鋼所、早稲田大学スマート社会技術融合研究機構(以下、早稲田大学)、エネルギー総合工学研究所(以下、IAE)の3者は2015年6月19日、長寿命かつ信頼性と環境性に優れた「断熱圧縮空気蓄電システム」の開発に着手したと発表した。
同蓄電システムは電力を圧縮空気と熱として貯蔵する。放電する必要がある場合には貯蔵した圧縮空気と熱を使い、タービンを回して発電する仕組みだ。汎用機器で構成が可能なシステムであり長寿命で燃料電池のように希少物質を使用する必要がなく、出力とエネルギー貯蔵量を自由に組み合わせられるといったメリットもある。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1506/22/news030.html
知恵をしぼれば、もっといろんな蓄電方法がありそうですね。