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今後の地球全体の平均気温は人類がいなくても上昇する

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Twitterでこんな投稿を見て、かなり昔に地球温暖化についていろいろと調べたことを思い出しました。

改めて、地球の歴史という観点でまとめてみようと思います。

温室効果ガスと地球温暖化の関係についての疑問

直近300年くらいの気温変化を見ると、産業革命以降で気温が上昇してるみたいですが、温室効果ガスの増加が本当に温暖化の原因になってるのかどうかについては疑問があります。

そもそも地球は、短期的もしくは長期的な太陽活動の変化や、太陽系が銀河系内での移動による宇宙空間内での塵の濃度変化などによっても地球全体の温度変化に影響を与えます。

Wikipediaには以下のようなページがあります。

過去の気温変化: Wikipedia

産業革命以降の気温上昇については、IPCCのデータや予測に対する批判的な記載もあります。

また、温室効果モデルによれば地上よりも対流圏中層の気温が上がるといわれているが、ラジオゾンデなどによって実際に観測された気温データには、対流圏中層の特異的な昇温現象(ホットスポット)は観測されていないなど、モデルと観測の食い違いが指摘されている。

子どものころからの変化

自分が住んでる北九州市周辺がどうだったのか思い出してみます。

子どものころ冬の寒い日には水溜りには氷が張ってたり、霜柱ができてたりしてました。雪だるまを作れるほどの降雪も年に何度かありました。

現在は?

道路が舗装されてるから水溜りもないし、土が少ないから霜柱を観測できることも少なくなってます。

ただ、降雪だけを考えると、減ったような気もするけど、毎年1〜2回くらいは雪だるまを作れるくらいの降雪はありますが、積雪量は減っているような気もします。

とはいえ、地球全体のことを考えようとしてるのに、自分が住んでいた場所について思い出してもほとんど意味がないですね。

地球全体を見てみると

でも、他の場所に目を向けると、ここ数十年の変化では、例えば北極海の氷床が減少しているとか、富士山の永久凍土が減少しているとか、ヒマラヤの氷河が減少してるという事実もあります。

しかし、ここ100年で気温が1℃上昇してたとしても、それほど減少していることの説明がつくのかどうか疑問に思います。

過去6億年のスパンでの気候変動

こちらのグラフは、過去5億4,000万年にわたる気候変動を表しています。温暖化から寒冷化、そして再び温暖化と寒冷化といった、多くの変化サイクルがあります。

もちろん、人類の活動による影響はまったくありません。人類はまだ誕生していません。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:65_Myr_Climate_Change.png#/media/File:Phanerozoic_Climate_Change.png

このグラフから、現在は過去5億4,000万年の中でも最も寒い時期であることがわかります。

Wikipediaの「気候変動」の項目では、以下のような記載もあります。

気候変動: Wikipedia

二酸化炭素は温室効果ガスの中で、現在最も影響が大きい物質である。
地球の現在の大気は二酸化炭素(CO2)濃度が370ppm(0.037%) である。過去40万年間(産業革命以前)では300ppmより低かった。
余談ではあるが、過去6億年のほとんどの間、大気中の二酸化炭素濃度は6000から400ppmの間で変化していたので、過去の地質時代と比べて、現在の大気中の二酸化炭素は非常に少ない。6億年前から現在までの地球史のなかで二酸化炭素濃度が400ppm以下なのは、石炭紀と現在の第四紀のみである。 三畳紀末期の二酸化炭素の濃度については、大規模な火山活動(造山運動)の影響を指摘する有識者も存在する。このように二酸化炭素濃度が低くなってから、それに適応する形で人類が誕生したと考えられる(顕生代の大気中の二酸化炭素量と平均気温のグラフも参照)。

以下のグラフは上記の引用の最後に記載された「顕生代の大気中の二酸化炭素量と平均気温のグラフも参照」です。

https://geocraft.com/WVFossils/PageMill_Images/image277.gif

青が地球全体の平均気温で、黒が大気中の二酸化炭素濃度です。

このグラフを見てもわかりますが、人類の活動が全くない時代でも、大気中の二酸化炭素濃度は変化を続けています。

また、大気中の二酸化炭素濃度と地球全体の平均気温にはある程度の相関があるようにも見えますが、現在の10倍以上の二酸化炭素濃度があった4億年以上前の地球でも、平均気温がずっと25℃で安定しています。また、4億6000万年前から4億2000万年前の氷河時代でも、現在の10倍以上の二酸化炭素濃度です。二酸化炭素濃度が高くても氷河時代は訪れています。

というか、現在よりも平均気温が15℃くらい高いのが地球の長い歴史的には普通であるとも言えます。

日本の気候で考えると、冬の平均気温が15℃くらいで、夏の平均気温は45℃くらいということでしょうか。

過去の氷河時代

Wikipediaには氷河時代というページがあります。

このページによると、地中では過去に5回の氷河時代があったとされています。

地球上では、過去に少なくとも5回の大きな氷河時代があった。それらは、ヒューロニアン氷河時代、クライオジェニアン、アンデス-サハラ氷河時代、カルー氷河時代、そして第四紀氷河時代である。これらの時代のほかは、地球は高緯度地域でさえ氷結していなかったと思われる。

ここでポイントになるのが最後の部分の「これらの時代のほかは、地球は高緯度地域でさえ氷結していなかったと思われる。」という点です。

北極と南極も、氷結していなかったと理解して間違いないでしょう。

そして、現在については以下のように記述されています。

現在の氷河時代である第四紀氷河時代は更新世(約258万年前から)に始まり、北半球の氷床が拡大し始めた。それ以来、地球では4万年と10万年の時間スケールで周期的に氷床の発達と後退を繰り返してきており、これらは氷期と間氷期、あるいは氷床拡大期や氷床後退期などと呼ばれる。地球は現在、間氷期にあり、最後の氷期(最終氷期)は約1万年前に終わった。その大陸氷床で現在まで残存しているのは、グリーンランド氷床と南極氷床、およびバフィン島にあるような比較的小規模な氷床である。

つまり、グリーンランドや南極の氷床は、最後の氷期にできたものがたまたま残っているだけで、将来的には溶けてなくなるものだと解釈していいのではないかと思います。それを考えると、北極の氷床が減り続けているのも、地球の歴史で考えると自然の変化の範囲であると言えるでしょう。

また、「最後の氷期(最終氷期)は約1万年前に終わった。」ことから、少なくとも今後約1万年は地球全体がより温暖な気候に向かっていくと予想できると思います。

まとめ?

人類が誕生したのは、第四紀氷河時代の終わりごろ地球の歴史の中で、氷河時代が終わって温暖に変化しつつある時期です。

二酸化炭素による温室効果で気温が上昇しているというのは、その可能性もあるかもしれませんが、理論的なモデルと観測結果との食い違いがあり、立証できていません。

人類の活動がなくても、氷床はなくなり、地球全体の平均気温は上昇します。

長い地球の歴史を見ると、地球は今よりも10〜15℃程度気温が高いのが普通で、現在はたまたま寒いだけです。

環境の変化に対応できない生物は絶滅します。

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