先日、沖縄にお住まいのおともだちからパイナップルをいただいたのです。フレッシュなパイナップルは美味しいですよね。
夕飯の後のデザートにパイナップルをいただいてるときに、子どもが「舌がピリピリする」とか言うわけですよ。たしかに子どものころにパイナップルを食べたとき、少し食べたら舌がピリピリして、それ以上食べられなくなった記憶があります。
いろいろと気になって、Wikipediaで調べてみたら、いろいろと興味深いことが書いてありました。
パイナップル(パインアップル、パインナップル、英:pineapple、学名:Ananas comosus)は、熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草。単にパインと略して呼ばれることもある。また、果実だけをパイナップルと呼び、植物としてはアナナスと呼ぶこともある。
パイナップル - Wikipedia
もう最初のところだけでも「へーっ!」って感じですよね。だって多年草ですよ。見た感じからすると、一年草って雰囲気ですが、実は多年草だそうです。パイナップル農家の人は毎年植えなくていいから楽ですね。
最初の数行がもう少し続くのですが、ここでも「えーっ!」って感じのことをさらっと書いてたりします。
「パイナップル」 (pineapple) という名前は、本来は松 (pine) の果実 (apple)、すなわち「松かさ」(松ぼっくり)を指すものであったが、これが18世紀ごろに似た外見をもつ本種の果実に転用され今に至る(英語の“apple”という語は、かつては「リンゴ以外を含む果実一般」を指すものとしても用いられていた)。
これどういうことですか?もう一度引用します。
英語の“apple”という語は、かつては「リンゴ以外を含む果実一般」を指すものとしても用いられていた
もう冗談みたいな話ですよね。出典がネット上にはない辞典みたいなので確認できないのが残念ですが、なぜ「リンゴ以外を含む果実一般」だった"apple"がリンゴだけを指すようになったのか気になるところです。
前振りが長くなりました。
Wikipediaをもう少し読み進めて、「成分」のところをまるっと引用します。
パイナップルの果実は芳香があり、多汁でさわやかな酸味と甘みに富み、生果肉100g中全糖分として10%、クエン酸やリンゴ酸など酸類を0.8~1.2%、、カルシウム13mg、カリウム109mgを含み、ビタミンCを48mgのほかビタミンBも含んでいる。果汁中にはタンパク質分解酵素ブロメラインを含み、肉類の消化を助ける。しかし、タンパク質の一種であるゼラチンを分解してしまうため、生の状態のパイナップルを入れたゼラチンのゼリーは作ることができない。
未熟な果実には多量の酸の他、シュウ酸カルシウムの針状結晶などを含むため、食べ過ぎると口内は荒れ、さらに先述のブロメラインの酵素作用によって組織のタンパク質が分解され、出血にまで至ることがある。
後半を読むと、パイナップルを食べたあとに口の中がピリピリする理由が分かったような気がします。
未熟な果実には「シュウ酸カルシウムの針状結晶」が含まれているわけですから、口の中で痛みを感じるのも当然のことです。タンパク質分解酵素まで含んでいますから、口の中の組織が解けてしまうんです。
針状結晶が含まれてて口の中に刺さったり、口の中の組織が溶かされたりしてるわけですから、痛いのは当然の結果だったんですねー。
パイナップルの食べ過ぎには注意しないといけませんね。