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エネルギー 自然

炭酸ガスと水で石油を合成!しかも温暖化ガスの発生ゼロ!

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 京都大学の今中忠行・京都大学名誉教授の研究グループが、水と石油を混ぜ合せた物質に炭酸ガスを含ませる手法により石油を合成する手法を発見したそうです。

 ニュースから引用しますが、これだけだとなんのことなのかさっぱりわかりません。しかも、元の記事は既に消えてしまってます。

合成に成功したのは、今中忠行・京都大学名誉教授の研究グループです。今中教授によりますと、水と石油を混ぜ合せた物質に炭酸ガスを含ませる手法により、水分が減少し、石油の分量が増えたということです。
http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_005_20150918008.html

 もうちょっと詳細の情報がないものかとぐぐってみたところ、以下のページがヒット!

CO2から石油を合成する細菌 | ラフレシアとその仲間たち | 季刊「生命誌」 | JT生命誌研究館

 静岡の油田から無酸素で石油を分解する細菌を発見。
  ↓
 石油以外に二酸化炭素も不可欠であることが判明。
  ↓
 石油を取り除き二酸化炭素と水素で生育させたところ石油成分が合成された!

 という感じで石油の合成を発見したようです。

 というか、発見したのは1993年のようで、この記事が掲載されているのは1994年の7号冬です。

1993年、京都大学大学院の今中忠行(現在:立命館大学生命科学部)らは、相良油田から採取・単離した菌株「HD-1株」が通常状態では石油を分解する能力を持ちながら、石油も酸素もない環境におかれると細胞内に逆に原油を作り出すことを発見、新属新種であるとして2002年に命名・報告した。
オレオモナス・サガラネンシス - Wikipedia

 で、Chemistry Letters に、今年の8月29日に掲載された論文がこちらのようです。

Here we show that petroleum can be formed efficiently at normal temperatures and pressures from carbon dioxide and activated water. The oxygen nano-bubble containing water was treated with TiO2 catalysis under UV irradiation. The activated water was mixed vigorously with kerosene or light oil and carbon dioxide to form an emulsion. The emulsion gradually separated into a two-phase solution. After phase separation, the volume of kerosene or light oil, depending on which oil was utilized, increased by 5 to 10 %.
An efficient way of producing fuel hydrocarbon from CO2 and activated water

 この論文を読んだらしい方のツイートです。

https://twitter.com/dttc0127/status/650265978387849216

https://twitter.com/dttc0127/status/650266306545999872

https://twitter.com/dttc0127/status/650266898307743744

https://twitter.com/dttc0127/status/650267499003416576

https://twitter.com/dttc0127/status/650268846167715840

https://twitter.com/dttc0127/status/650273770981056512

 実際のところはどうなんでしょう?

 ただ、石油を合成する細菌を発見しているのは間違いないので、今後の研究に期待したいと思います。

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